お知らせ

新春のご挨拶

令和4年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

組合員の皆様ならびにご家族ご一同様には、輝かしい新春を迎えられたことと心よりお慶び申し上げます。

また日頃より、農業の振興及びJAの事業活動に格別なご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、昨年は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により緊急事態宣言が発令され、外出・営業の自粛等を求められ、経済活動が大幅に落ち込みました。組合員の皆様には大変なご苦労があったことと存じます。また、ワクチンの接種も進み感染者数も減少してきている中ではありますが、今後も感染対策を継続し、農業及び農村の持続的な発展に努めて参りたいと考えます。

令和3年度の管内農業は、コシヒカリの出穂期までは概ね順調な生育となりましたが登熟期にあたる8月中旬以降の日照不足により、登熟歩合が下がり収量にも影響が出ました。幸い品質面では出荷契約米の1等比率が97%を上回る県下でもトップクラスの高品質の米を生産することができました。これもひとえに生産者の皆様のご尽力の賜物であると感謝申し上げます。

国内の米の需要状況は、従来からの消費減退に加え新型コロナウイルスの影響で業務用米需要の減少により、過剰在庫による価格の下落が今後も予想されます。

引き続き生産者・農業関係機関が一体となった「需要に応じた米生産」と「水田フル活用」を推し進めるとともに、「選ばれる産地」としてJAいみず野のブランド米「米一番」を中心に高品質米生産に取り組んで参りたいと存じます。

また、園芸振興におきましては、1億円産地づくりの重点品目の「えだまめ」を中心として、こまつな・キャベツ等、地域の特性を生かした作付けを推進し、販路の拡大に努めていきます。

昨年11月、第48回JA富山県大会が開催され、富山県JAグループの基本方針や取組事項が決められました。「持続可能な富山県農業の確立と地域の活性化をめざして」をスローガンに、①持続可能な食料・農業基盤の確立、②持続可能な組織・事業基盤の確立と地域の活性化、③不断の自己改革の実践を支える経営基盤の強化、④「食」「農」「地域」「JA」にかかる理解情勢に向けた取組の強化、の4項目を基本目標とする大会議案を決議しました。

JAを取り巻く環境が一層厳しさを増す中、経済事業の収益力向上と事業機能の強化のため、地域農業振興計画と一体的に中期3ヵ年計画を策定し、担い手の確保や農業生産拡大に向けた支援、多様な組合員に対応した事業モデルの確立に向けた取組を実践します。

今後とも食と農を通じ、豊かで活力ある地域社会づくりに全力を尽くすとともに、地域に信頼され、必要とされる「JAいみず野」を目指してより一層の努力を続ける所存であります。

結びになりますが、皆様のご健勝とご多幸をご祈念申し上げまして新年のご挨拶といたします。

いみず野農業協同組合 代表理事組合長 水元 睦雄

JAいみず野

JAいみず野(いみず野農業協同組合)は、富山県射水市を事業エリアとする農業協同組合です。

助け合いの精神のもと、「食と農を基軸として地域に根ざした協同組合」として、持続可能な農業と豊かでくらしやすい地域社会の実現を目指し、様々な事業や活動を行っております。

JAいみず野公式サイト