新年明けましておめでとうございます。
組合員・地域の皆様におかれましては、輝かしい新春を迎えられたことと心よりお慶び申し上げます。
また、日頃よりJAの事業運営に、深いご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症の影響による経済活動もようやく緩和され、3年振りとなる「射水市農業産業まつり」を盛況のうちに開催できましたことを喜ばしく思っております。
一方、国際情勢の急激な変化により、肥料・飼料・燃料等の生産資材価格が高騰するなど、農業者にとっては甚大な影響を受けた年でもありました。
農業面では、基幹作物である水稲は、田植え後の天候が良く順調に生育しましたが、8月中旬以降の日照不足などで最終的に平年並みの作柄となりました。品質においては1等米比率が97.9%(うるち米)と9年連続で95%を上回り、県下トップクラスの高水準を維持することができました。大麦については近年にない高収量となり、大豆・枝豆については平年並みの収量を確保できるなど、まずまずの年ではなかったかと思います。これもひとえに、生産者の皆様の日頃のご尽力の賜と深く感謝申し上げます。
各事業におきましては、長引く超低金利政策により信用・共済事業は収益の減少を余儀なくされており、購買事業においても厳しい状況が続くなど、JAを取り巻く事業環境は益々厳しさを増しております。
こうしたなか、本年4月には片口・堀岡の両支店がそれぞれ小杉・東部支店に統廃合されることになります。両支店につきましては、長らくご愛顧を賜りお支え頂きました皆様方に厚く御礼申し上げます。今後とも今まで以上のサービス向上に努めて参りますので、一層のご利用をお願いいたします。
本年は、第8次中期3か年計画の2年目の年となります。「持続可能な食料・農業基盤の確立」「持続可能な組織・事業基盤の確立と地域の活性化」「不断の自己改革の実践を支える経営基盤の強化」「食・農・地域・JAにかかる理解醸成に向けた取組みの強化」の4つの柱を基本に据え、食と農を通じ豊かで活力ある地域社会づくりに全力を尽くすとともに、地域に信頼され必要とされるJAを目指し組合員・地域の皆様と共に歩んでいく所存にございます。
結びになりますが、組合員・地域の皆様方のますますのご健勝とご多幸を心よりご祈念申し上げまして、新年のごあいさつといたします。
いみず野農業協同組合 代表理事組合長 塚本 清
JAいみず野(いみず野農業協同組合)は、富山県射水市を事業エリアとする農業協同組合です。
助け合いの精神のもと、「食と農を基軸として地域に根ざした協同組合」として、持続可能な農業と豊かでくらしやすい地域社会の実現を目指し、様々な事業や活動を行っております。