新年あけましておめでとうございます。
組合員・地域の皆さまにおかれましては、輝かしい新春を迎えられたことと、心よりお慶び申し上げます。
また、日頃より当JAの各事業運営に格別のご理解ご協力を賜わり、厚く御礼を申し上げます。
さて、昨年の元日に発生した能登半島地震により、管内でも多くの被害が発生し、私たちの農業や生活に大きな影響を及ぼしました。JAといたしましても、被災された皆さまの保証や地域の復興に向け、全力で支援を行っているところであり、これからも、地域に根ざした組織として皆さまが安心して生活できるよう、取り組んでまいります。
昨年は、一昨年に引き続き猛暑にみまわれ厳しい気象条件となりましたが、水稲うるち玄米の1等米比率は92.4%(11月末現在)と、県下でもトップクラスの品質となりました。大麦・大豆は、猛暑等の影響を受けましたが、特産の「富山ブラック枝豆」は県内外での販売強化によりブランド力も高まっており、人気商品として広がりを見せております。
本年も主穀作を始め園芸作物にも一層の力を注いで参りますので、生産者の皆さまのご協力をお願いいたします。
令和6年産米の概算金は、コストの上昇を考慮したものでしたが、米需給の逼迫により、店頭での米価が高騰した事で大きな追加支払いがありました。
米の販売価格上昇に伴い、農業所得が大きく増加しましたが、米の価格安定には引き続き生産費をベースとした概算金の設定等、安定した販売を目指す所存であります。
農業を取り巻く情勢は、農業従事者の高齢化や気候変動など、様々な問題を抱えていますが、持続可能な農業の実現を目標として、需要に応じた生産・販売と水田フル活用を基本に、農業生産拡大の実現に取り組みます。
農業のデジタル技術の活用による省力化「圃場のデジタル化による圃場管理・栽培履歴の見える化」を行い、労働生産性の向上を目指し「スマート農業」の更なる実践や環境に配慮した農業の実践として、もみ殻を肥料化した商品「シリカエールプラス」による循環型農業で化学肥料削減にも取り組んでいきたいと考えています。
結びになりますが、組合員・地域の皆さま方のますますのご健勝とご多幸を心よりご祈念申し上げまして、新年のご挨拶といたします。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
いみず野農業協同組合 代表理事組合長 塚本 清
JAいみず野(いみず野農業協同組合)は、富山県射水市を事業エリアとする農業協同組合です。
助け合いの精神のもと、「食と農を基軸として地域に根ざした協同組合」として、持続可能な農業と豊かでくらしやすい地域社会の実現を目指し、様々な事業や活動を行っております。