お知らせ

年頭のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

組合員の皆様、ならびにご家族ご一同様には輝かしい新春を迎えられたことと心よりお慶び申し上げます。

昨年末に実施された衆議院選挙で民主党政権が大敗を喫し、自民党が単独過半数を超える議会構成となり、日本の舵取りが大きく変わることとなりました。

選挙結果を反映して、日経平均株価が大きく上昇するなど新しい政権に対する期待が大きく、日本経済回復を第一とした政策運営に期待するものであります。

今回の政権交代により日米関係が修復、尖閣列島や竹島といった領土問題に一応の整理ができるものと考えますが、日米関係といえばTPP問題が気になるところであります。

例外なき関税撤廃を掲げ農業市場の開放を求めていますが、美しい国「日本」の自然と環境を守るためには日本農業の存続は不可欠であり、農業の振興が国力の増強と理解いただき、慎重なる態度を政府にお願い申し上げるところであります。

射水市におきましては、昨年開通しました「新湊大橋」が、長年の夢でありました堀岡地区と旧新湊市街を結び、「帆船海王丸」と共に観光施設として観光客の誘致を期待するものであります。

射水市内の農業は地域農業としての集約化が進んでおり、昨年12月には4つの営農組合が法人となり、これにより法人の営農組合は19組織、耕作面積も1,000町歩を超えようとしております。

昨年の稲作は、猛暑による水不足の影響か県下各地で胴割れ米の発生が聞かれ、富山県産米の「1等米」比率が73.0%と大きく低下しました。幸い、当農協管内での胴割米等の被害は少なく、一等米比率も94.5%と前年を4ポイント上回り、射水市産米の品質確保ができたものと喜んでおります。

これは、出穂後20日間の湛水管理を徹底するよう高岡農業振興センターと協力した当農協の営農指導の成果でないかと自負しているところですが、今年も安定した成果を挙げるよう一層の努力に努める所存でございます。

昨年8月に、下地区と新湊東部地区の支店統合により誕生した「東部支店」は地元組合員の皆様の大きな支援を受けて順調に業績を伸ばしており、改めて感謝申し上げる次第でございます。

いみず野農協の貯金量は、昨年末には1,160億円となり、貸付金残高も300億円を超えております。これも偏に皆様方のご協力の賜であり、皆様方の信頼に応えるため、そして一段の飛躍を求め努力を続ける所存であります。

本年初夏の完成を目途に建設を始めます大島支店建設につきましても、各位の一層のご協力をお願い申し上げ、最後になりましたが、皆様のご健勝とご多幸をご祈念申し上げまして新年の挨拶といたします。

いみず野農業協同組合
代表理事組合長 夏野 元秀

JAいみず野

JAいみず野(いみず野農業協同組合)は、富山県射水市を事業エリアとする農業協同組合です。

助け合いの精神のもと、「食と農を基軸として地域に根ざした協同組合」として、持続可能な農業と豊かでくらしやすい地域社会の実現を目指し、様々な事業や活動を行っております。

JAいみず野公式サイト